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美しい自然・寺社・文化財の町 加茂

行ってきました! ふるさと散歩 WALKING

平成28年12月3日(土) 
~笠置から柳生の里を歩く~(約13km)


 ◆12月3日(土)笠置駅に集合

風もなく、晴天に恵まれました。
JRハイキングとの共催ということで、いつもより多い120名以上の方々にご参加いただきました。

笠置町は京都府最南端の東部に位置し、南に笠置山系、北に国見岳に連なる山々がせまり、その間に木津川が流れ、平地が少なく渓谷的な様相を呈し、いたる所で巨岩奇石が見られます。
奈良時代の東大寺造営に、木津川上流から伐り出した材木を木津まで筏流しする途中の津(港)としての役割を担い、古代、中世を通して東大寺領として繁栄しました。

 ◆阿弥陀磨崖仏(室町時代)

笠置大橋のすぐ東方向の左岸にある巨岩に、舟型光背(高さ110cm)の中に蓮華座に立ち来迎印を結ぶ阿弥陀如来(像高94cm)が木津川を向いて刻まれています。
 
  ◆阿弥陀磨崖仏(室町時代)

阿弥陀如来像の左右に『享禄五年(1532)道心二月二十八道光』と銘があります。元弘の役からちょうど二百年後に笠置寺への道しるべとして建てられました。
 ◆関西本線横を通って東海自然歩道を柳生へ

関西本線を右手に見ながら、柳生を目指します。
 
紅葉はもう終わりに近くて、残念
 
   ◆布目川の甌穴群

甌穴は川底のくぼみに渦巻き流が生じ、中へ落ち込んだ小石が回転しながら川床を深く削ってできる珍しい穴です。

特に布目川の堅い花崗岩でできた甌穴は、できるまでに数十万年から大きなものでは、数百万年かかるものと推定されています。

地元ではこの甌穴は「九つ壺」と呼ばれ親しまれています。
 布目川に添って東海自然歩道を柳生へ

整備された道でとても歩きやすかったです。

あちこちに花崗岩の巨岩が多く見られ、自然の力に圧倒されました。
 
  ◆柳生の里に到着

東海自然歩道から県道4号線に出て、すぐ柳生下町の交差点を左に折れると、柳生の里に出ます。

左に柳生茶屋を見て、左に折れると、芳徳寺の坂が見えます。
 ◆ 芳徳寺 臨済宗(大徳寺派)

正式には神護山芳徳禅寺といい、柳生家の菩提寺で1638年に
柳生宗矩が父石舟斎の菩提を弔うために創建し、沢庵和尚が開山した寺院です。
もとは柳生家の居城があり、医師団、掘割などが城の名残をとどめています。

芳徳寺の北50m、裏山の松林の中に柳生家一族の墓所があります。
柳生宗矩の墓石を中心に、石舟斎、十兵衛、宗冬など80数基の墓石が整然と並んでいます。特に目を引くのが、八代藩主の二男である俊睦のもので、酒樽の台、徳利の塔、さかずきの笠という変わった墓石です。
 
   阿対(あたや)の石仏

右側の阿弥陀如来は、流行病よけの願いを聞いてくれるといわれており、多くの人たちに信仰されています。鎌倉末期の作と言われています。

向かって左側の地蔵菩薩は、豆腐をお供えすると、子どもが授かると言われており、授かったときは、一千個の数珠を作り、お礼参りをします。地蔵の近くには、数珠だけでなく、数珠の代わりとして千羽鶴も供えられています。豆腐というのが珍しいですね。

室町時代の追彫と考えられ、右肩に「源祐」の刻銘があります。
 柳生正木坂剣禅道場

柳生十兵衛の弟・友矩の邸宅跡に建てられています。

屋根や柱は、もと興福寺の別当だった一乗院の建物だということです。
 
   ◆東海自然歩道  柳生から笠置山へ入ったところ

車道が下に見えます。木々の間から見える景色・・何か清清しい。
 花崗岩の巨岩!

巨岩があちらこちらに見られます。

巨大なキャンバス。仏様を彫りたくなるのも分かる気がします。


 
   ◆まだ少し紅葉が残っていました。

笠置寺を過ぎて下ってくると、車道から分かれ東海自然歩道へと入っていく「笠置山古道」の標識があります。

車道を行く人、自然歩道を通って下る人に分かれました。
ここからの自然歩道はかなり急な坂道です。
木が茂っているので残念ながら笠置の町を見ることはできません。

笠置山古道は清少納言、藤原道長も歩いた道だと思うと感慨深い・・
 庚申堂

東海自然道をどんどん下ってくると庚申堂があります。

青面金剛石仏がご本尊で宝永二年(1705)の作のようです。
この仏様はすべての病を除くといわれ特に耳の神さまとして信仰されてきました。 
足元の石には、見ざる、聞かざる、言わざるの三猿が刻まれています。






 
   ◆笠置駅に到着

14:30分頃に笠置駅に着きました。

駅前には元弘の乱で後醍醐天皇方について活躍した足助次郎重範、般若寺の僧であった本性房の像があります。

穏やかなお天気だったことも幸いし、13kmという行程のわりには、大きな疲労感もなくとても楽しい散歩でした。

お疲れ様でした~。



 

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